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インテリアのカラーが人の心理に大きく影響する!?
色が持つ基本的な心理作用を使って希望のイメージを考えてみましょう。
色ごとに連想するイメージが有り、使う場所によっても心理作用が働いて様々な効果を空間に与えてくれます。
レッド:赤、ワインレッド、ピンク【温暖色系】
情熱、温かみ、派手、活動的気分を高揚させて活発にする作用や、空間に使うと温もりを感じる色目でもあるので寒々しい北向きのお部屋には最適。
食欲を増進させ会話が弾む色目なのでリビングやダイニングにも向きます。
やる気が出て時間経過が早く感じんたりもします。
強い興奮作用があるので、疲れやすくなったり落ち着かなくなったりします。
なので、集中したい勉強部屋や読書をするようなお部屋には不向きです。

イエロー:黄【温暖色系】
楽しい、陽気、元気、希望判断力や記憶力を高める効果があり、よく目に付く拡張色なので道路標識にも使われる色目です。
明るい気分になれる色であり乾いた感じをだしてくれる色でもあるのでキッチンやサニタリーなどの水周りに向く色です。
窓が無く日差しがあまり入らないお部屋に使うと明るいイメージを演出できます。
はっきりした黄色は時間の流れを早く感じさせる効果や、活動的なイメージから議論を活発にしすぎたりする効果があるので落ち着きたいリビングや応接間のような社交の場には不向きな色です。
グリーン:緑【中性色】
自然、新鮮、平和、安息リラックス効果があり、癒しのイメージカラー。
緊張緩和や目の疲れにも効果的なので、スマホやゲームをよくやる方におすすめです。
寝室など落ち着かせたい場所に向いてるカラーです。
ただ濃い緑や青に近い緑は鎮静作用が強すぎるので息苦しくなったり、心が沈んでしまったりする場合があるので使い方に注意が必要です。
濃い緑色は淡い緑色のアクセントとして使うとのがいいです。
ブルー:青【寒冷色】
涼しげ、冷静、落ち着き、知性見てるだけで涼しさを感じるので、熱い夏などには清涼感がでていいです。
赤などの暖色に比べて3、4度寒く感じる色なので北向きのお部屋や寒いイメージのお部屋には向かない色といえます。
鎮静作用や睡眠促進という効果もあるので、グリーンと同じく寝室などに向いてます。
それだけでなく、集中力を高める効果も持ってるので、書斎や勉強部屋などにもおすすめです。
後退色でもあるので強調したい場所に使えば奥行きを表現することができます。
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パープル:紫【中性色】
高貴、神秘、華麗、上品昔から高貴な色とされ、高級なイメージを演出するときに使われてます。
感性を研ぎ澄まして、インスピレーションを高めてくれるカラーで、非日常性を出したいお部屋には欠かせない色ではあります。
また瞑想を誘う色でもあるので心を静めるお部屋作りができます。
個性が強い上、合う色が少ないので計画的に使わないと落ち着かないイメージのお部屋になってしまうので要注意。
ブラウン:茶【中性色】
安心、堅実、温もり、大地建具や家具に使われることの多い自然な色ですね。
空間に同化・調和しやすく、気持ちに安定を与えてくれます。
茶色はインテリアのベースカラーによく使われますが、揃えすぎるとあまり面白みのないインテリアになってしまうので要注意です。

ブラック:黒【中性色 】
高級、威厳、厳粛、暗闇モダンで高級、シンプルなイメージに最適です。
有彩色を最も引き立ててくれるので、どの色にも合わせやすいですね。
色味が無いため刺激が少ないのも特徴。
黒色はすべての色を混ぜて出来る色なのでどんな色と合わせても合いますが調和はしない色です。ポイントで引き締め役として使うのが向いています。
ホワイト:白【中性色】
清潔、純粋、潔白、神聖白色といっても線引きが難しくて、極薄いグレーやベージュ、アイボリーなども含みます。
他のどんな色とも相性が良く、天井・壁の色に用いられることが多いカラー。
空間を広く見せる効果があるので、狭いお部屋などには積極的に取り入れてお部屋を広く見せるというのもあり。
お部屋を明るく見せる反面、日光が多く入るお部屋に使いすぎるとまぶしく感じ落ち着きにくくしてしまうので注意が必要です。
ベースに徹しアクセントに黒やはっきりした有彩色を用いるのが簡単な活用方法です。
無彩色だけのインテリア作りはシンプルな分、細やかな配慮が必要となるので上級者向きの色ではあります。
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まとめ
生活の中にはたくさんの色があり、その色によって人の心は気づかない間に様々な影響をうけています。
実際よりも暖かく感じたり、寒く感じたり、食欲が増えたり減ったり、安らぎや元気をくれたり。
私たちは知らないうちに色の持つ力を感じて生活をしているわけです。
なので、色をうまく使えば毎日の生活にいいスパイスになる反面、知っていないと落ち着かない家になってしまうこともあります。
色彩心理を暮らしの中に取り入れて、今よりもっと心地よい空間作りを目指してみてはいかがでしょうか?